アイピピ 未来のお母さんとお父さんへ
製品のご案内へ 技術ご説明へ よくあるご質問へ ご購入方法へ 会社案内へ お問合せへ
アイピピや電磁波以外の話題
-->

<鳥インフルエンザ・バックナンバー>


 インフルエンザの予防(6月10日)

 インフルエンザの予防にはワクチンが常識です。しかし、ワクチンがウイルスと合わない場合も有ります。自分と同じワクチンを接種した家族がインフルエンザになった時、自分も感染する可能性が有ります。こんな時は、さっさとお医者にかかってお薬を頂くことをお進めします。お医者さんにお聞きしたところでは、一般的な抗ウイルス剤が良いとのことです。
 ただし、まだ症状が出ていないわけですから、事情を丁寧に説明しなければなりません。こんなときは、日常的にお付き合いをしている家族医が大切ですね。

MERSコロナウイルスは致死率5割を超えます(6月3日)

 致死率が5割に上る新型のコロナウイルスの感染が中東から欧州に拡大しています。世界保健機関(WHO)によると、24日までに8カ国で44人の感染が確認され、22人が死亡。 厚生労働省は5月24日、ウイルスを「MERS(マーズ=中東呼吸器症侯群)コロナウイルス」と呼ぶことを決め、日本での発生に警戒を強めています。コロナウイルスは一般的な風邪のウイルスですが、変異して病原性が強まる可能性があり、2003年に流行し高い致死率で恐れられた「SARS (新型肺炎)」の原因は新型コロナウイルスだった例もあり、大いに注意する必要が有ります。
 症状は熱やせき、下痢などで、重篤な肺炎や呼吸器障害を起こして死に至ります。感染源は不明で、ワクチンなどの治療法は有りません。国立感染症研究所は「広い地域で散発的に患者が発生しているが、その理由は不明だ。人から人の感染がかなり広がっている可能性もある」と指摘します。感染症対策の定番として、流行が広がる前に患者を発見し隔離、治療を施すことが重要で、厚労省は1月、 全国の地方衛生研究所にMERSコロナウイルスを検出できる検査キットを配布。感染者をすぐに確認できるようにすると共に、「MERSコロナウイルスは、ノロウイルスのような強い感染力はない」として、手洗いやうがいなど通常の感染症対策を呼びかけます。
 なお、鳥インフルエンザH7N9型の感染は収まってきており、24日までに中国の2市8省と台湾で131人が感染、36人が死亡。WHOが7日に患者2人を報告したのを最後に新たな患者の発生は有りません。しかし、秋から冬にかけて増える可能性があり、厚労省は引き続き警戒しています。

  指定感染症 (5月31日)

 H7N9は、5月9日に「指定感染症」となりました。SARS、H5N1鳥インフルエンザに次いで3番目の指定です。感染者は指定医療機関への入院が強く勧められ、早期の治療が速やかに行われます。 患者は費用の負担を心配する必要が無くなり、家族の感染を防ぎ感染していた場合は早期診断が可能になります。  

 インフルエンザの症状と治療 (5月25日)

 2003年に香港で発生した鳥インフルエンザは2005年にかけてアジア全域に広がり、日本も野鳥が持ち込んだウイルスで各地の鶏が死んで大騒ぎになりました。この時は、人間よりも鶏に対する病原性が強く、全部で1億羽の鶏が殺処分を受けました。 新しいインフルエンザウイルスには、人間はまだ免疫を持っていないので、パンでミック(感染爆発)を起越す可能性が大きいです。
 2013年5月までの35名の死者は上海市を中心とした中国東部地域に集中しています。H7N9型は人間に感染すると重症の肺炎を起こします。高齢者や乳児は気をつける必要が有ります。タミフル、リベンザ、等のウイルス治療薬が有効で、冷静に対処することが大切ですが、無用な薬物を避けたい妊娠中は、インフルエンザ予防の措置をしっかり守りましょう。

 ウイルスの病原性(毒性)情報 (5月19日)

 新しいインフルエンザウイルスには、人間はまだ免疫を持っていないので、パンでミック(感染爆発)を起越す可能性が大きいです。最大は世界で2千万〜5千万人(日本は39万人)が死亡した1918年のスペイン風邪がある。 今回のH7N9型は、中国せっこう省のアヒル(H7N3)、河北省(H9N2)と上海市(H9N2)の鶏、韓国の野鳥(H7N9)、の少なくとも4種のウイルスが起源と見られています。 2013年5月までの35名の死者は上海市を中心とした中国東部地域に集中しています。今のところH7N9型は病原性(毒性)が低く、タミフル、リベンザ、等のウイルス治療薬が有効で、冷静に対処することが大切です。

 これまでの鳥ウイルスのリスト
発生年 発生場所 ウイルス型 感染者数 死者数 人から人への感染
1997   香港     H5N1    18     6   無し
2003   香港     H5N1   622   371   近親者
2003   オランダ   H7N7    89     1   近親者
2007   英国     H7N2     4         無し
2012   メキシコ   H7N3     2         無し
2013   中国     H7N9   131    35   無し

 中国を中心とするH5N1型はその後も東南アジア各国に飛び火して、2005年にかけて日本、韓国、ベトナム、インドネシア、ロシアでも鳥インフルエンザが発生し、1億羽の鶏が殺処分を受けました。
 ウイルス型は宿主の細胞へ入り込むHの型が16種類、細胞から飛び出して感染を広げるNの型が9種類あり、この組み合わせで144種類に分類されます。
 但し、型によって病原性(毒性)や宿主が決まるわけではありません。これまでにもH7N9型はあったのですが、最新の型は鶏に対する病原性は低いものの、人間に対する感染性が高まった上に感染すると重症肺炎を起こす可能性が有るとのことです。
 


<特許>


 昔は新しい技術を発明すると特許事務所や弁理士先生に資料を添えて案を説明し、出願をお願いしていたのですが、他の弁理士に出願文書を見せると重箱の隅を突く様に欠点を沢山示します。それではそれに従って出願をしたとしても、審査官が決めることですから成立するかは保証できません。結局、弁理士先生は専門外の課題では発明者の作った文章を特許業界の言葉に翻訳し、書式を整えるだけです。 出願の費用の数万円はいたしかた無いとして、特許事務所に払う手数料の数10万円は、審査官と言う神様との間を取り持つ神主に払うお賽銭ですね。
 もう一つ、特許を取って効果が有るのはその技術によって作られる商品の市場が十分に大きい場合です。新しい技術だからと言っても、その技術が使われる市場が大きくなければ、特許を取る意味は有りません。年間で3000万円、つまり一人分のコストが無ければ技術が侵害される可能性は小さい、と言えます。自分の発明の市場性が小さければ、だれも真似をしないからです。市場を予測して、その規模が年間1億円を超えれば知財権を確保する意義が見えます。が、それは楽観的な予測でしょう。本当に1億円の市場になるか良く考えたいです。
 この様に、特許を出願するならまず市場の予測つまりマーケティングをしてからの方が良いことになります。まず頭を冷やしてこの製品の価値といくつ売れるか、買っていただけるか、を考えてそれに0.3をかけてから市場予測をしましょう。もしそれが1億円以上なら基本特許を1件だけ出し、年間10億円を超えるなら周辺を固める出願を行うことになります。
 特許の明細書と請求項の書式は独特で自分で書くには経験が必要です。素人が書いてもまず形にはなりません。最初のうちは弁理士に頼み、いくつもの特許を出願してそれがどんな明細書と請求項になるかを見れば、やがては自分でも作文が出来るようになります。特許の出願書の書式は合理的ですから頑張って明細書と請求項を書き、出来上がった文を公的な知的財産権相談センターに持ち込めば役に立つアドバイスを頂けます。ただし、アドバイスは書式までであって内容を高めることでは無いのでご注意下さい。あくまで自己責任です。
 知的財産権の確保には、特許以外に実用新案や意匠登録、そして著作権登録が有ります。これらは項を改めて書きます。  


<商標登録>


 商標を出願しました。超小型電気自動車の発表に備えて、新会社の社名に使うためです。この経験をお伝えします。
 会社名を登記する際は、地域内に同じ業種で同じ社名が無ければ登記が出来るので、全国展開を目指さなければ問題は有りませんが、上を目指して商標登録をしておきます。車名も登録が必要です。商標登録の作業は、知的財産権を自分で確保する最初の作業として良い経験になります。まず同じ商標の先願が無いかを特許庁で検索します。特許や実用新案と検索の方法は殆ど同じですから、試してみてください。
 登録された商標を検索する前に、自分の仕事や商品の区分をまず決めます。広い分野で仕事をする計画であれば、それなりに広く調べて先願が無いか確認をしておきます。商標は社名や商品名として文字で書かれたものを登録します。読み方を登録する必要は有りません。読み方に拘るなら、それは別件で出願をします。ロゴは意匠登録です。
 商標登録の書式は、特許庁のホームページから3段階で入って行けば.docファイルをダウンロードすることができます。出願書類は、行の頭の位置やコンマの種類などが厳しく、純正の.docファイルを下敷きにすることをお進めします。わずかに間違えていても再提出になり、糊で付けてある特許印紙を剥がすのに苦労をします。外部の業者が提供する例文ファイルは、狂っている場合が有ります。pdfファイルから位置を測って自分で書式を作るのは、ほぼ無駄な努力と言えます。
 ここまで書けたら、各自治体がベンチャー企業の支援策として行っている、知的財産権総合センターに予約を取り、書式のチェックをお願いしに行きます。作り上げたデータをプリントし、USBメモリーにデータを入れて持ってゆきます。初めての出願であれば、間違いがどこかに有ります。納入する金額の計算法も始めてであれば戸惑います。持って行ったUSBのデータを修正し、再プリントして出願書類を完成します。事前にセンターに相談に行くのは、大切です。
 ここまで出来たら、いよいよ出願をします。東京の場合は、虎ノ門の特許庁ですが、壮大かつお金のかかった建築物です。私自身はずいぶんと知的財産権には授業料を払っているので、特許庁へ行く度に感慨がひとしおで、あのベンチの一部に私のお金が使われたのかと思います。ここで、受理をして頂けば一段落。後日電子化料金の請求が来ますので、忘れずにお支払い下さい。また、出願人には識別番号と言う、住記ネットと同じの終生使える番号が知らされてきます。半年後くらいに出願した商標が先願が無ければ登録された、と通知が来ます。  


<地下鉄のトンネルは電磁波の通路>


 地下鉄の中でも携帯電話を使えるようになっています。これまではトンネルの中は電磁波が届かないので、圏外となっていましたが、トンネルの中に電波を中継する基地局が設置されて、各社の通話が可能になっています。
 気になるのは、地上に出て電車なら携帯電話の発する電磁波は窓から外に出てしまい、車内の電磁波強度は低いままです。しかし、地下鉄の窓の外は電磁波を通さないトンネルの壁なので、沢山の携帯電話の発する電磁波は基地局との間でトンネル内に閉じ込められます。基地局が各携帯電話に向かって出す電磁波も同じようにトンネルの中に閉じ込められます。途中に電車が有ればこの中も通り抜けます。 問題は、屋外で使われる携帯電話と違って、トンネル内の電車の中の電磁波は強いままだということです。特に最近多く使われるスマートフォンはインターネット接続中はほぼ連続で電磁波を出し続けるので、周囲の人も使っている人と同じくらい電磁波を被曝します。
 最近、電磁波の長時間被曝が原因と思われる、各種の神経症状が起きています。電磁波過敏症と呼ばれ、携帯電話の基地局が近所に出来たために発症する場合が多いと言われます。長時間地下鉄に乗る人、特に乗務員は携帯電話の基地局のそばに居るのと同じですから、できれば皆で地下鉄に乗っている時は携帯電話やスマートフォンを使わないようにしたらいかがかと思います。


<スマート フォンと携帯電話>


 携帯電話とスマート フォンは、ハードウエアと使い方では大幅にちがいますが、使う周波数は同じなので身体に対する影響も、防御方法もそのまま同じです。発端となったiPhonが革命的にちがうので、使い心地には大きな違いがあります。しかし、携帯電話の使う電磁波(電波)と周波数は同じです。それは、携帯電話の使う電磁波(電波)は都市でも山間部でも支障なく電磁波(電波)が伝わり、使いやすいからです。
 身体に対する電磁波(電波)の影響は、周波数が大きく影響します。携帯電話やスマート フォンの使う周波数は同じなので、身体に対する影響も同じです。これらの機器の使う800MHzから2200MHzまでの周波数の電磁波(電波)は身体に吸収されやすく、特に小児は注意を要します。
 特に、乳児や小児の頭の上でスマートフォンを使うのはやめて欲しいです。脳細胞を活発に成長させている乳児や小児の神経系に、無用な外乱を与えて乱しているといえます。どのくらい電磁波が脳に入っているかは、「生体と電磁波」をお読みになって下さい。


<運動不足で幼稚園児の発達遅延>


 郡山市の私立の幼稚園で、30名の児童の体重を調べたところ、例年は1年で平均2.4Kg増えるのが、この1年は1Kgでした。これは、原発事故の放射能を避けるために外遊びをしなかったため、と小児科の医師が述べています。この他にも、放射能汚染を心配する地域では、児童の肩こりや筋肉のこわばり、運動不足で運動発達遅延とストレス増加の症状が見られるそうです。
 外遊びは、児童にとって大切です。それぞれ、地域や施設の実情に合わせて、すぐに出来ることを自治体やNPOなどに提案するなど、それぞれができることから始めましょう。


<携帯電話の電磁波(電波)は5〜11ミリシーベルトです>


 妊婦と小児が放射線を被曝しないように注意することが大切です。それでも携帯電話を無神経に使って、お腹の赤ちゃんや抱っこしている赤ちゃんの頭に電磁波(電波)を浴びせている母親がいます。放射線の被曝で癌になる確率と、携帯電話を使って脳腫瘍になる確率を比較すると、携帯電話で通話している時に周囲は毎時5〜11ミリシーベルトの放射線被曝をしていることになります。携帯電話の使い方に気をつけて下さい。
 妊婦さんはお腹に携帯電話を近付けないこと。赤ちゃんの頭の上で携帯電話を使わないこと。子供には携帯電話をできる限り使わせないことです。子供は頭蓋骨が薄いので、大人に比べると脳に対する電磁波(電波)の影響ははるかに大きいです。欧米では、多くの国が中学生までは携帯電話の使用を制限しています。


<世田谷で見つかった放射能>


 東京の世田谷区で毎時110〜170マイクロシーベルトの放射線が検出され、話題になりました。年間被曝に換算すると9.64〜1.49シーベルトとなります。地中にある何らかの放射線源が原子崩壊をして、ガンマ線が地上に出てきています。放射線のエネルギー分布を見ると放射線源はラジウムだろうとのことです。 この放射線源は福島原発事故で放出されたセシウムなどの核燃料由来ではありません。天然に存在するラジウムは、ウラニウムが原子核崩壊して出来たものです。世田谷区のラジウムはどこか、高濃度のラジウムを含む残土がどこかから持って来られ、埋め立てに使われていたようです。物騒な話です。 地表から数mのところに埋まっていると思いますが、ガンマ線は土や水の中では10cm程度で40%以下になり、空気中では100m先で40%程度に減ります。世田谷では放射線を検出された場所を土嚢で囲いましたが、もし放射線源が土嚢の下だけに有ればこれは適正な処置です。しかし放射線源が広い範囲で埋まっていれば意味の無い処置です。
 110マイクロシーベルトを0.11マイクロシーベルトまで減らす必要は有りませんが、10時間で年間の許容量の1ミリシーベルトを超える強さです。離れていても強さは殆ど変わらないでしょう。TV局や作業の方々はわかって取材や作業をしているのでしょうか。通勤や通学で前を通った人、スーパーの従業員はどうなのでしょう。限られた場所だけの汚染であれば良いのですが。
(追伸)
 11月2日の朝刊によると、スーパーの入り口の地中40cmに、ラジウムが入った薬瓶が見つかったとのことです。ラジウムが広い面積に散らばっていなくて良かったです。良く考えてみれば、これほど強い放射線が測定されるのですから、何かの容器に詰まっていた、と推理すべきでした。道路際の170マイクロシーベルトも、同じ様に瓶などに入っていると、始末がし易くて良いです。


<携帯電話に発癌性のリスク、WHOが発表>


 携帯電話の電磁波(電波)と癌発症のリスクについて、WHO(世界保健機関)の専門組織IARC(国際癌研究機関)が、5月31日に脳腫瘍の原因として限定的だが認められる、と発表した。このニュースが6月1日以降、CNNをはじめとして国内の新聞各紙にも報道されました。 WHOはこれまで携帯電話の電磁波(電波)について、癌の原因となる可能性は有るがさらに調査研究が必要、としてきました。この度はこれを大きく変えて脳腫瘍との関係を認めたものです。脳腫瘍自体の年間死亡者数は少なく、死亡率が増えても10万人に数名程度です。とは言え、携帯電話が癌の原因となることが明らかになりました。 携帯電話を脳に密着させて使うとその付近が発癌することからも癌の原因であることが明らかです。
 ちなみに、この根拠となった論文によると、携帯電話を100時間使うごとに、脳腫瘍の死亡率は5%増えます。100時間の携帯電話使用時間とは、毎日20分の使用で10ヶ月と比較的短期間です。イヤホンマイクを使うなど、予防措置をお取りください。
 次に、赤ちゃんに関わることです。今回の調査で対象となった成人の脳細胞は細胞分裂をしないので、体の細胞の中でも最も癌に鈍感です。脳細胞に比べて細胞分裂が活発な胎児や小児の細胞は携帯電話の電磁波(電波)に敏感で奇形や癌となる可能性が大きいでしょう。妊婦さんや小児の保護者は十分に気をつけて、お腹や小児の頭に携帯電話を近付けないようにして下さい。

<化学物質と電磁波(電波)>


(化学物質)

 私達の身の回りには、化学物質が沢山有ります。化学物質と言っても、ここでは人工の化学物質に限ります。これらの人工化学物質は私達にとって、多くは無害ですが一部に有害なものが有ります。問題は、知らない間に体に入ってしまう化学物質です。
 化学物質の中で、ホルモンと同じ作用を持つものを環境ホルモンと呼びます。多くは女性ホルモンと似た働きが有ります。身近なところでは合成洗剤やシャンプーです。毛を染めるヘアダイには取扱説明書に”妊婦は使わないで下さい”と注意書きが付いていますが、シャンプーには無いようです。 シャンプーやヘアダイは頭皮を通して血液中に入り身体のホルモンバランスに影響を与えることになります。妊娠初期の第1次性徴の時に、男は男になるように、女は女になるように、体の中のホルモンの調整が行われます。この時に外からホルモンのバランスが乱すのは、避けたいことです。


(電磁波(電波))

 電磁波(電波)はホルモンのような働きをする、と言う仮説が有ります。この場合のホルモンは性ホルモンではなくて、身体の機能を調整する働きを意味します。この働きは、携帯電話帯域だけでなく、IH調理器や電車の車内で身体が受ける周波数の電磁波や磁界です。このように電磁波(電波)は、腫瘍(癌)の原因としてだけでなく、身体のバランスにも影響を与えている、と言うことが最近研究で明らかになってきています。 環境ホルモンに比べると、電磁波(電波)は避けることが出来ます。身の回りにある電磁波(電波)を出す物で一番影響力があるのは自分の携帯電話ですが、これは使用方法を注意することと、アイ・ピピの使用で対処できます。その次が極低周波の、家庭内の家電製品と配線から出る磁界です。高圧送電線からでる磁界も大きな影響力があります。
 これらの極低周波磁界は避けるのが難しく、アイ・ピピのように手軽な方法は無く、避けるには建物や家電製品、あるいは住んでいる場所など、大がかりな対策が必要となります。これは、 極低周波の磁界は、各家庭によって強さが異なるからです。平成16年度の環境省の報告書には、一般家庭での身の回りの磁界が0.03マイクロテスラー程度としており、この値は今のところ小児癌の原因となる0.4マイクロテスラーには達していません。ただし、大型の家電製品の周囲や、電気毛布やカーペットなどが0.4マイクロテスラーを超えています。 妊婦さんや小児は、この点にご注意をしていただきたいです。

<光はエネルギー>


(物を見る)

 動植物の生命エネルギーの源は太陽エネルギーであり、生物は地球が太陽から浴びる太陽光のスペクトルに合わせて構造や機能を最適化しています。例えば、動物は光を使って物を見ていまが、光を受けた時に、視細胞に発生する視物質が化学変化する時に起きる電気信号を神経に伝えて物を見ています。 この動物が物を見る、あるいは植物が光合成を行えるのは光がエネルギーだからと言えます。小さな蝶やハチの視細胞は高いエネルギーの紫外線を可視帯域として使います。視細胞の構造は単純で済みますが、代わりに視物質の種類は哺乳類に比べると多く、視物質を多段で変性させて数を増やすことで感度を上げて、紫外線のエネルギーを有効に使っています。 ヒトの視細胞システムは、光量は多いが紫外線よりもエネルギーが低い帯域を可視光として使います。光子のエネルギーが少ないので、光を集める高度な光学系や、10億倍も変わる光量でも使える明るさの調節機能などを持っています。ガラガラヘビは動物の体温が検知できる赤外領域で獲物を探しています。


(太陽光スペクトル)

 図の緑色の実線は地上における太陽光のAM1.5(エアマス1.5)の太陽光線のスペクトル分布で、赤線はAM0(エアマス ゼロ)で、大気圏外でのスペクトルをあらわします。AM1.5とAM1.0の差は大気圏のガスによる電磁波エネルギーの吸収を表します。AM1.5の青色の四角い枠はヒトの可視光領域で、分布のピーク部分を上手に利用していることがわかるでしょう。 植物の葉緑素は350〜500nm(ナノメートル)と600〜700nmに吸収帯があり、短波長側では光量は少ないがエネルギーが強く、長波長側ではエネルギーは約半分になるが光量は倍近く有り、太陽スペクトルを上手に利用しています。生物はこの様にそれぞれの生命様式を環境に合わせ、進化をしています。
 しかし、光はエネルギーそのものなので、多すぎると害が有ります。可視光線を過剰に受けると視細胞中の視物質が枯渇して視細胞が劣化します。水晶体の蛋白質は赤外線で変性してしまい、徐々に濁っています。凸レンズで光を集めると紙が燃えるように、過剰な可視光や赤外光で皮膚は熱傷を起こします。植物も過度に光を浴びると枯れてしまいます。 動物も植物もダメージの危険を抱えていますが、地球上の全ての生命はそこに在る利用可能なエネルギーを妥協しながら使っているということです。

<電磁波の振動エネルギー>

 アエネルギーが真空中や空気中を伝播する時、熱や光あるいは放射線の形態をとるが、いずれも電磁波である。電磁波のエネルギーは周波数と振幅で決まり、最も強い電磁波であるガンマ線の周波数は3EHz(エクサヘルツ、3×1018)に達します。身の回りの電磁波である携帯電話の1GHz(ギガヘルツ1×109)に比べて30億倍の周波数なので、 同じ電磁波と言いながら大幅に異なる特徴を持っています。

 周波数が非常に高いガンマ線から低い人工の電磁波まで、電磁波の最小単位は光子(フォトン)と呼ばれる質量も電荷もゼロの粒子です。この様に電磁波は波の性質だけでなく粒子の性質も持っているため、アインシュタインは光量子と呼びました。エネルギーはその光子の振動数(周波数と同じ)に比例します。上の図は電磁波の周波数に対する振動エネルギーを縦軸にとったもので、 電磁波がエネルギーであることをあらわしています。最も高い周波数のガンマ線は振動数が高く光子1個でも大きなエネルギーを持ちます。例えば、低い周波数の赤外線や携帯電話のような低い周波数の電磁波をガンマ線と同じエネルギーとするには、数億個以上の光子を集めて大きな振幅としなければなりません。ちなみに、医療用に使われているエックス線は、ガンマ線と同じ周波数帯域で、発生の方法が違うだけで同じ電磁波です。
 携帯電話やTV放送などの電磁波は、光子1個あたりのエネルギーは小さいですが、光子数が多ければ電磁波としてのエネルギーは大きくなります。

<三つ子の魂百まで>


 子供の育った対人環境と成人してからの対人関係には密接な関係が有ると思っています。結論から言えば、両親が子供を信頼し、可愛がって育てれば、成人した後に社会を信頼し他人に愛されるようになる。ことになります。
 社会を信頼するようになる教育の反対側にあるのが、エーリッヒ・フロムの「自由からの逃走」にあるサディストです。例えば、アドルフ・ヒトラーです。父アロイスは非常に厳格で、自分の教育方針に違反した行為をすると、情け容赦なく子供たちに鞭を振るった。特に、長子が家出をした後は、アドルフに非常な期待を込め、厳しく躾けた(Wikipwdiaより)。と有ります。 フロムの定義によるサディストとは他人の人格を否定し、自分の支配下に置くこと、とあります。幼少時代のヒトラーは父によって人格を否定され、長じてユダヤ人とドイツ人に対して父の鏡のように同じ行為を行い、ユダヤ人を殺し、ドイツ人を第2次大戦に導きました。
 私たち成人は、子供たちをアロイスほど強くとは言いませんが、この様に扱っていないでしょうか。「わが子は自分のモノ」と考えることがサディストへの第一歩です。自分の娘の髪の毛をロングヘアにしてパーマをかける母親は、幼稚園で娘が髪の毛を引っ張られていじめられているのを知らないのでしょうか。長じてこの子達は自分の親の人格を認めず、親に暴力を振るうかもしれません。あるいは外見を重視して内面を磨かないかもしれません。
 私たち成人は、子供の将来に責任を持っています。この責任を放棄すれば、子供達に対して年長者への責任を果たせ、とは言えません。親になるのは責任重大なことなのですが、その責任をどうやれば果たせるかを、若い親たちは知りません。昔は各家庭の間の敷居が低く、若い家庭には経験豊かな年長者が遠慮無く苦言と助言をして導いてきました。このような良き伝統の継承が無くなったのは、ほんの60年前のことですが、約2.5世代、伝統が消失し、 モンスターペアレンツが発生するには十分な長さです。
 それでは、このような伝統は復活する必要があるのか、から考えて下さい。自分が生んだ子供にはまったく関心を持たずに子育てを放棄する親が一方の極端にあり、逆の極端には伝統的な価値観に盲従するアロイスが居る。伝統“的”な価値観としましたが、私は、伝統は悪いものとは思いません。これまでの経験の中から、沢山の人が導き出した良い情報なのだと思います、が伝統に従っているだけでは進歩は有りません。真理は中庸にあり(デカルト)、です。 その時代に合った伝統を引き継ぐのが良いでしょう。過去の伝統は書物を読めば、過去の賢人の教え通して聞き、偉人の生活を通して知ることが出来ます。それには書物を理解できる体験の蓄積と、それを経験へと昇華できる応用力が望まれます。心ある人がほんのわずかでもいれば、なんとかなると思いたいのですが、それは希望的な観測。悪貨は良貨を駆逐する、という名言があります。これは悪貨も良貨も同じ評価を受けるという前提が有るからで、 民主主義体制の法治国家では悪貨を駆逐する力が無い、ということです。悪貨とはだれなのか、解決策は無いのか、疑問が有ると思います。目標とする人間関係が何なのかは、倫理的な問題となります。
アロイスにはならず、アドルフにならず、自由からは逃走せず、自由闊達で友と共に成長できる次世代の子供を育てるには、今何をするのか皆様と共に考え行動をしたいです。

<スカイツリーへの放送の移行>


(移行のスケジュール)

 20011年7月24日にアナログ放送は終了し、地上波デジタルに移行しました。デジタル化によって、現在の1ch〜3chの90M〜108MHz、4ch〜12chの170M〜222MHzの6MHzずつの帯域とそれに付随するケーブルTV用の帯域を空けて、 合計で90M〜468MHzまでを更地にします。デジタル放送は470M〜770MHzにこれも1chあたり6MHzの帯域が使われます。スカイツリーへの放送の移行は2013年1月の予定です従来よりもほぼ倍の高さの電波塔として、より広いサービス面積となります。


(デジタル化のメリット)

  デジタル放送はアナログ放送に比べて、画像圧縮技術が使われるため、アナログに比べて3分の1の帯域でSD画像を送れます。デジタルならHD画像をアナログSD用の帯域で送ることが出来る。(実際には13セグメントに分けたうちの4セグメントがSD、12セグメントを使うとHD)。 このように、デジタル化の第一のメリットは限られた帯域を有効利用すると言えます。また、デジタル波形は波形整形が可能なことから、ゴーストが出なくなる、遠距離でもノイズの無いキレイな画像が見える、などのメリットができます。スカイツリーからの放送開始とデジタル化で、東京都内であれば高価な八木アンテナを使わなくても、簡単なダイポールアンテナで十分に綺麗な画像を視聴できるでしょう。 一方、電波を管理する総務省としては、一刻も早くアナログ放送を中止して、この帯域を警察や消防、あるいは携帯電話を含む短距離通信システムなどの、他の用途に使いたいというのが、本音でしょう。


<人工の電磁波は自然の電磁波よりも強い>


(無線通信の送信機)

 無線通信は電磁波を使って情報を送る手段です。送信機は、送信する電磁波に、受信機が自然界の雑音と区別できるだけの高いエネルギーを持たせます。電磁波は距離の二乗に反比例して減衰するので、送信機は強い電磁波を放射することになります。無線通信という手段に役立たせるためにはいたし方の無いことです。 最近は他の無線機器からの妨害の影響をうけないように、信号を広い周波数帯域に分散させる、スペクトラム拡散方式が使われています。この方法は、副次的に電磁波のピーク電力を下げる効果も有り、受信側での信号強度が自然界の雑音よりも低くても通信が可能です。ただし、広い周波数帯域を使いますから、空間に放射されるエネルギーの総量は結局は変わらず、信号を伝えることが可能になります。


(混信を防ぐ)

  例えば、最近の無線LANは、2.45GHz帯の電磁波を使ってPCとHUBを接続しますが、無線LANが使用を許される電磁波の強度は10mW以下の非常に小さな電力です。これにより、隣の家が同じ周波数帯で無線LANを使っても、隣の家に電磁波が届いても、自然界の雑音よりも低くなるので、お互いの電磁波が影響をしないで済みます。 しかし、2.45GHz帯は電子レンジや親子電話、ブルーツースなど、沢山の無線装置が利用しています。特に、電子レンジは携帯電話に比べれば約1000倍の大電力ですから、電磁波が僅かに外に漏れても無線LANなどはデータが壊れてしまいます。そこで、スペクトラム拡散方式を使って、妨害信号の影響を避けるわけです。


(人工電磁波は強くなる)

 通信装置は信号Signalと雑音Noiseを区別するために、送信機は雑音よりも強いエネルギーで電磁波を放射します。信号と雑音の強さの比をSN比と呼びます。送信機から受信機の距離が遠くなると、信号強度は距離の二乗に反比例しますから、どんどん弱くなります。長距離送信の場合に受信機が受ける信号強度が自然界の雑音よりも強いままでとどくように(S/N>1の条件)、 送信機は強い電磁波を出すことになります。このような場合、送信機の近くでは電磁波が強すぎるため、送信機の電磁波から身を守る必要が生じます。一番簡単なのは、送信機から遠ざかることです。それが出来ない時は、送信機から放射される電磁波を遮って、自分の身体が無用な電磁波エネルギーを受けないように、自らが対処することが大切です。
  ここで、。自然界の雑音、と称してきましたが、元々自然界にはこの周波数帯域の電磁波は太陽や宇宙から来る、極々僅かな電磁波しか存在しませんでした。今は、他の無線機器から放射された電磁波がその原因です。つまり、私たちが通信のために電磁波を発することが、他の人たちに取っては雑音となっていることになります。 最近のスペクトラム拡散方式は、ピーク出力が低く遠方まで飛ばないので少し離れれば他者への雑音となりません。このように新しい技術を使うことで弱い電磁波で済むようになり、結果的にお互いに譲り合って通信できるようになってきています。

<人間は電磁波を吸収する?>


(水が電磁波を吸収する)

  電磁波は空間を伝播し、物体と関わります。電磁波は経路にある誘電率や透磁率の低い物体は避けて通り、金属には反射されます。誘電率や透磁率の高い物体には吸い込まれる経路を通りますが、例えば水の透磁率は約1ですが、誘電率が88と非常に大きいので電磁波を構成する電界を引き寄せます。人間の身体の95%は水ですから、電磁波を引き寄せます。


(身体がアンテナとなって電磁波に共振する)

  もうひとつ。人間の体の水分は95%で、塩分は約0.9%。立派な導体です。電磁波の通り道に有る導体の長さが電磁波の周波数の1/2の時、電磁波は導体に共振して電磁波のエネルギーを導体に渡します。人間の体をアンテナとすると、テレビの放送(100MHz)から、電子レンジの周波数(2.5GHz)まで、身体の色々な部分がこの周波数帯域の電磁波と共振できます。 下の図は各周波数と人体の共振する部位です。

  共振すると電磁波はエネルギーを導体(身体)に移します。このエネルギーが生体に与える影響は、従来は熱作用だけで評価をしていましたが、ここ10年は活性酸素の発生や、それによるDNAの切断が、生体にどのような作用を与えるかが、問題になっています。   幼児に携帯電話や親子電話の子器を持たせるのは、差し控えたほうが良いです。

<電磁波研究の歴史と現状>


 電磁波による障害は民間機関よりも、軍事技術の一環として国の研究所が人体実験を含めて1950年代に米国とソ連が研究を進め、冷戦終了後に一部が公開されました。この結果、ロシア政府と米国の一部の州では妊婦と幼児の携帯電話の使用を制限しています。
 ICNIRPの報告にはこのような軍事研究ほどの質の高さは望めず、ガンや奇形などの深刻な疾病には触れず、電磁波の表面的な熱障害だけに着目したもので、 これら両国のデータよりも緩い値を1998年にガイドラインとしました。しかし、その後携帯電話の電磁波に対象をしぼって、2000年から継続的に国際的な調査と研究が行なわれました。これがインターフォン・スタディです。

<携帯電話の電磁波の国際的な調査と研究>


 2000年から、携帯電話の電磁波障害の国際的な疫学研究作業がインターフォン・スタディとして行われました。研究結果は2004年に出ていましたが、5年の間報告書が提出されず、2009年になって異なる立場からの複数の報告書が出されました。 これは、携帯電話を作る企業から資金の支援を受けている研究者グループの結論と、 支援を受けていない研究者グループの結論が異なったためです。まず、2009年8月25日に14ヶ国43名の支援を受けていない研究者達が、"Cellerphone and Brain Tumour 15 Reasones for Concern"(携帯電話と脳腫瘍が関連することの、15の根拠)としてレポートを公表しました。
  これまでの携帯電話無害説に対して科学的な見地から、具体的に障害の可能性を示しています。主に携帯電話のヘビーユーザーの脳腫瘍の症例を示していますが、感受性の強い小児や若者の携帯電話使用は障害の可能性が増すと、根拠を示して述べています。
  お腹の赤ちゃんはより感受性が強いですから、妊婦さんにはもっと気をつけて欲しいです。このレポートには多くの検証データと研究論文が掲載されており、今後順次翻訳されることでしょう。

<ICタグの普及はいつになる>


 ムーアの法則によれば、IC上のトランジスタ数は1.5年で2倍になり、コンピュータの処理能力はこれを反映して拡大している。このコンピュータを利用する通信技術は、さらに早い成長特性を示し、1年で2倍の速度で通信速度が増加している。
 ICタグは発表されてから長い期間がたっている。日立製作所のミューチップとJR東のSUICAは2001年に発売が開始され、開発開始から数えれば10年をはるかに越えている。これだけの時間をかけているが、SUICAを除いては未だに細々としか使われていない。 原因は色々あるだろうが、一番の理由は最初に喧伝された価格があまりにも安すぎて、使用量が“極端”に増えない限りICチップの価格はその様な値に到達することができず、ICタグの潜在的ユーザーは価格低下を待つだけで実用化に踏み切らないからと言える。 発売前から市場の囲い込みを図り、技術と商品の普及を妨げた、リーダーとなった某社のマーケティングと戦略の失敗と言える。良い技術と売れる商品作りの違いを全く理解していなかった典型的な例になる。すでにICタグ用のチップ製造は日本は全滅状態であり、誤ったマーケティングの影響は大きい。
 唯一の勝ち組であるSUICAなどのICカードに使われている13.56MHZのカードの生産量は、2007年で3400万枚程度(矢野経済研究所)、この量ではチップメーカーはその生産ラインをごく短時間しか稼動させることができず、コストダウンは難しい。 現状は、価格が高いから使えない→量産できないから高価格、の負のスパイラル状態に陥っている。
 現在の電子関連の産業構造は、最下層がハードウエアであり、次がOS、アプリケーションソフトとコンテンツ、その上がそれらを使うサービスとサービスプロバイダー、と階層構造になっている。上位は後発産業で、先発産業を踏み台にして高い成長率と利益率を獲得する。 Googleにマイクロソフトが勝てないのは、この関係だからです。コンピュータと通信の関係も同様であり、ICタグは原理的には上位の階層ある。と、考えてみると、いつかは1年で3倍以上、2年で10倍の成長が起きるかもしれない。
 ICタグの利用が広がらない現在、大量生産に結びつく用途を考えるのが一番であるが、まずは高価格でも無線タグとしての特長を活かした高付加価値用途を考えてみよう。ICタグの新しい用途として、医療用やファッション関係では、偽造防止、トレーサビリティを活かした品質管理と保証、 事故時の原因解明など、最上位のサービス層での用途が思い付く。ブランド品や検体細胞などは無瑕疵性が要求され、非常に高価格であるため、相対的に価格が低くなり、現状の技術範囲で実現できるから、発展の可能性は高い。さらに、毎日使うSUICAはサービスを利用するためのキーであり、 何度でもリユースされるから1回当たりの使用料金が非常に安くなる。ただし、倉庫の管理や、物流管理のようにタグをサービス層の下のコンテンツ層で使うのは、タグの低コスト化が技術面も含め捗々しくない現状ではまだ早い。一方、取り扱いに注意を要する品物や書類などもコンテンツ層であるが、 付加価値が高く、リユース方法を開発できれば発展する可能性が高い。
 今後、ICタグの発展を促すためには、ICタグの大量使用状況を作り出さなければならない。地域と業種を越えてICタグを使える標準化コンソーシアムを作るなどの、官による施策も効果的なのではないか。
 日本発の技術であったICタグチップが、最近はInfineon、NXP、TIなど殆どの外国製が主流となり寂しい。無線技術に関わる者として、日本独自のタグ利用技術を開発し、効率的な産業構造の推進に貢献したいですね。